cogin+T

Production notes

cogin+T(こぎんと)で製作しているほとんどの商品は、「手で刺したこぎん刺しの糸目をリアルにプリントする」ことをコンセプトに製作しています。

製作工程としては、

①図案を作成する
こぎん刺しの作品を作る
③版下データを作成する

という流れで作業をしています。 

版下は、スキャンしたこぎん刺し作品の画像を「ハーフトーン(網掛け)処理」することによって、単色印刷でも糸の立体感が出るように工夫しています。

 

もともとこぎん刺しは「作業着」に施された刺し子技法であることから、やはり普段着として楽しみたい、それも、洗濯などで気を使うことなくどんどんと使える商品にしたい。

そして、身近にいつも楽しむものだからこそ、出来うる限り「本当のこぎん刺しの風合い」を再現できる商品にしたい。

そんなわけでこれからも、自分でこぎん刺しを刺して、いろいろと工夫をこらした商品をお届けできるようにしてゆきます。ぜひご一緒に楽しんでいただけましたら嬉しいです!

 

cogin+T店主
砧川キヌ子
http://www.kinutagawa.net/
(自己紹介の記事はこちら

cogin+Tを始めるまでのおはなし

青森県は津軽地方に伝わる伝統の刺し子技法である「こぎん刺し」を、初めて見たのは私がまだ東京に住んでいた頃、2018年2月のことでした。

2014年の暮れに人間椅子というバンドに突然ハマり、弘前までライブを観にでかけたことをきっかけに弘前に年に数回遊びに行くようになり、その後東京で開催される青森関連の交流会に参加したところ、他の方がこぎん刺しの名刺入れをお持ちだったのが最初でした。幼少の頃から手芸が好きだったので、瞬時に「これを作ってみたい!」と思ったのでした。

ただ、すぐさま取り掛かってしまうと他のことがまったく手につかなくなるのが予想できたため、教本と材料の購入だけをしてわざと取っておき、数カ月後に運良くまとまった時間ができたのを見計らってまずは自分用の名刺入れを作りました。2018年5月のことです。

現在は、cogin+T用に制作するこぎん刺しは間違ったら絶対にほっておかずに修正するようにしているのですが、この初制作のときはまあまあ派手に間違ったのをそのままにしたまま完成としてしまいました。とにかくこぎん刺しを刺すのはめちゃくちゃたのしかったです。

最初に作ったこぎん刺し作品(右側がものすごく間違っている)
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一方、こぎん刺しを自分で刺すようになってからは弘前に旅行にゆくたびに、「こぎん刺しデザインのTシャツ」を探してみたのですが、自分のイメージにあったような、「糸目がリアルなこぎん刺しのプリントデザイン」は全く出回っていないことにも気が付きました。こぎん刺しのプリントTシャツは、パソコンで図案を単純に並べただけのものしか店頭では見つけられなかったのです。

無いのならいつか自分でも作ってみよう、とぼんやり考えておりましたが、2019年4月に弘前に引っ越してきたらあれよあれよと自分で作ることとなり、今に至っております。

最近では、「こぎん刺しプリントののTシャツ」を作るには、「Tシャツに似合うこぎん刺しの図案」から吟味して作らなくてはならない、ということもわかってきました。本当にこぎん刺しというのは奥が深い世界です。もっとかっこいい商品が作れるように、これからもまたたのしくはりきってゆこうと思います。